導入事例
「感想だよね」と言わせない── 競合・M&A・市場調査を変えたデータ起点の経営企画
株式会社CIJ
取締役 執行役員 経営戦略本部長 白須 英大様
導入前の課題
- 競合比較のため、時間をかけて各社IR資料からExcelに手動転記
- M&Aやサプライヤー検討時、未上場企業の実態の把握が困難
- 事業戦略、経営戦略の議論に不可欠な裏付けデータが不足
ソリューション
- Excelアドインで競合財務データを自動取得・更新し、競合分析レポート作成を自動化
- 未上場企業の従業員数推移・財務情報をM&A一次評価に活用
- 業種別企業リストでサプライヤーの母数を可視化し、開拓余地を判断
- 企業スクリーニングで新製品のマーケット試算
インパクト
- 競合分析表の作業時間がほぼゼロに
- 未上場のM&A対象企業やサプライヤーの実態把握が可能に
- データによる根拠づけで戦略議論の質が向上し、人事制度改革が動き出した
事業概要と経営戦略本部のミッション
創業50年の老舗SIer── 堅実な事業運営が積み上げた成果で企業価値を高める
── 御社の事業内容について教えてください。
大型システム開発を得意とするソフトウェア会社です。基本設計から詳細設計、プログラミング、各種テストまで、ウォーターフォール型の工程を一貫して担うスタイルで、50年にわたり事業を展開してきました。
金融・公共・社会インフラ領域を中心に、大手IT企業と長年のパートナーシップを築いてきました。そうした歴史の中で、技術を何よりも大切にするエンジニアリング集団としての文化が醸成されてきました。
金融・公共・社会インフラ領域を中心に、大手IT企業と長年のパートナーシップを築いてきました。そうした歴史の中で、技術を何よりも大切にするエンジニアリング集団としての文化が醸成されてきました。
── 経営戦略本部のミッションは。
事業現場が積み上げた成果をきちんと掛け合わせ、より大きな企業価値へと変えていく。それが私たち経営戦略本部の本質的なミッションだと考えています。
売上・営業利益をしっかり高めて、社員還元や研究開発なども含めた成長投資をしながら株主価値を高める。その結果、株主やステークホルダーにさらにファンになっていただいて、社会に必要な存在となっていく。そんなサイクルを目指しています。
売上・営業利益をしっかり高めて、社員還元や研究開発なども含めた成長投資をしながら株主価値を高める。その結果、株主やステークホルダーにさらにファンになっていただいて、社会に必要な存在となっていく。そんなサイクルを目指しています。
導入の背景
Excel転記作業の自動化と未上場企業の情報量が決め手
── バフェット・コードを導入された背景や選定軸を教えていただけますか。
同業他社との事業比較を効率化したい、というのがきっかけでした。各社がどういう成果を出しているのか、どのような成長軌道を描いているのかを把握する必要があるのですが、当時は各社のIR情報を調べてExcelに転記し、グラフ化するという作業を毎回繰り返していました。「もっと良い方法があるはずだ」と感じたのが、ツールを探し始めたきっかけです。
バフェット・コード以外にも複数製品を検討しましたが、投資目線・株価目線での分析が主体で費用も高く、私たちが求める事業比較の用途とは異なりました。バフェット・コードは、各社の経営指標をExcelに自動連携でき、未上場企業の財務情報や月次従業員数推移が収録されている上に、コストが他社よりも安価だったことが決め手でした。
バフェット・コード以外にも複数製品を検討しましたが、投資目線・株価目線での分析が主体で費用も高く、私たちが求める事業比較の用途とは異なりました。バフェット・コードは、各社の経営指標をExcelに自動連携でき、未上場企業の財務情報や月次従業員数推移が収録されている上に、コストが他社よりも安価だったことが決め手でした。
多岐にわたる活用シーン
競合比較の効率化と事業課題の解決
── 競合比較ではどのように活用いただいていますか。
まず、BCODE関数で競合各社の売上・従業員数・一人あたり営業利益などの経営指標を自動取得・更新できるようになりました。一度フォーマットを作れば、ほぼメンテナンスフリーで運用できます。競合10社以上を並べた比較表が、手作業ゼロで常に最新状態に保たれています。
M&Aやサプライヤー開拓で個別の企業を分析することも多いのですが、特に助かっているのは従業員数の推移を経年グラフで確認できることです。IT業界の中でもシステム開発事業が中心の企業は人員規模が重要な指標です。月ごとの人員推移がグラフ化されており、「新卒を大量採用しているが離職率が高そうな企業」、「採用数は少ないのに人員が減らない企業」、「4月以外でも人員数が増加する企業はキャリア採用が中心」——など、人員推移の特徴から、その会社の採用戦略と組織の強みや課題が一定読み取れます。そうした情報を企業評価に活かしたかったのです。
── 得られた分析結果はどのように活用されていますか。
当社では新卒採用は上手くいっているものの、キャリア採用に課題を感じています。キャリア採用が上手くいっている企業と上手くいっていない企業を抽出し、それら企業が公開している人事制度や事業戦略を紐づけ、違いを分析しています。分析から得られた事実情報を元に、当社にとって最適な人事戦略のあり方を検討しているところです。
M&Aや市場調査でも活用
未上場企業でも「推移」で実態が見えてくる
── M&Aではどのようにご活用いただいていますか。
仲介会社などから売却候補企業の提案を受けた際の一次評価に活用しています。ティーザーに記載されている情報は限られており、現時点のスナップショットの情報しか得られないことも多いです。対象のほとんどは未上場企業のため、信頼できる情報をWeb検索で得るのも難しいです。
そこで、バフェット・コードを参照しています。財務情報や人員数の推移が経年で分かる点が重宝しています。損益計算書が収録されていなくても、貸借対照表が経年で掲載されていれば、企業の実態が見えてきます。そこに、人員数の推移も合わせてみると、一人あたりの利益の推移も見えてくる。
事業内容と財務情報と従業員を掛け合わせることで、事業におけるパフォーマンスや、利益還元方針など一定の想定を得ることもでき、次に投げる質問票の精度も上がります。
そこで、バフェット・コードを参照しています。財務情報や人員数の推移が経年で分かる点が重宝しています。損益計算書が収録されていなくても、貸借対照表が経年で掲載されていれば、企業の実態が見えてきます。そこに、人員数の推移も合わせてみると、一人あたりの利益の推移も見えてくる。
事業内容と財務情報と従業員を掛け合わせることで、事業におけるパフォーマンスや、利益還元方針など一定の想定を得ることもでき、次に投げる質問票の精度も上がります。
── 他にはどのような場面で活用いただいていますか。
サプライヤーの開拓にも活用しました。以前、組み込み開発事業での協力会社の不足が課題になった際、バフェット・コードで業種別の企業リストを抽出し、片端から連絡をとっていきました。結果として2〜3社との新規取引が実現しています。
会社のリストを簡単に作成できることはもちろん便利です。しかし、戦略レベルで重要なのは、「市場全体の母数」を把握できたことです。「300社あるうちの10社しか付き合えていない」と分かれば、まだ開拓の余地があると判断できます。逆に、市場の母数に近い企業にアプローチしきっているのであれば、海外オフショアの活用や事業戦略の見直しが必要だという判断もできる。母数が見えることが、意思決定の根拠になるのです。
また、当社の新製品「OMFLOW」の市場投入にあたっては、従業員規模や業種の条件で見込み顧客企業数を試算し、役員会への報告にも活用しました。
会社のリストを簡単に作成できることはもちろん便利です。しかし、戦略レベルで重要なのは、「市場全体の母数」を把握できたことです。「300社あるうちの10社しか付き合えていない」と分かれば、まだ開拓の余地があると判断できます。逆に、市場の母数に近い企業にアプローチしきっているのであれば、海外オフショアの活用や事業戦略の見直しが必要だという判断もできる。母数が見えることが、意思決定の根拠になるのです。
また、当社の新製品「OMFLOW」の市場投入にあたっては、従業員規模や業種の条件で見込み顧客企業数を試算し、役員会への報告にも活用しました。
── IRでも活用されていますか。
開示の厳格化が進んでおり、会社法・金融商品取引法の改正や東証のガイドライン強化に適宜追従していかなければなりません。新たな開示情報の追加が発生した場合には他社がどういう表現でどこまで述べているかを調査する際に利用しています。
昨年、当社はROICとEVAスプレッドの目標値を開示しましたが、同様の開示をしている同規模の会社はあるのか。Web検索ではノイズが多くて事実確認に手間がかかりますが、バフェット・コードは情報の出処を疑う必要がなく、どの会社がどの媒体で言っているかまで分かります。おかげで自社の開示レベルの判断に根拠が持てるようになりました。
昨年、当社はROICとEVAスプレッドの目標値を開示しましたが、同様の開示をしている同規模の会社はあるのか。Web検索ではノイズが多くて事実確認に手間がかかりますが、バフェット・コードは情報の出処を疑う必要がなく、どの会社がどの媒体で言っているかまで分かります。おかげで自社の開示レベルの判断に根拠が持てるようになりました。
── 経営戦略本部としてどこに一番インパクトを感じていますか。
経営会議でデータを示して提案や議論ができることですね。データがなければ「それはあなたの感想だよね」で終わってしまうところが、データを示すことで根拠が生まれます。
今後の展望
他社比較を当たり前にする文化づくりへ
── 今後どのように活用していきたいですか。
他社と比較して自分たちの立ち位置を客観的に把握するマインドが、私たちに少々不足していたと思います。バフェット・コードを活用することで、「他社比較を当たり前にする」意識が芽生えてきています。今後、さらに経営人材を中心に当社内での活用を広げていきたいですね。
使いやすく多角的なデータが揃っており、費用も手の届きやすい水準です。だからこそ気兼ねなく日常業務に組み込めるツールだと思っています。
使いやすく多角的なデータが揃っており、費用も手の届きやすい水準です。だからこそ気兼ねなく日常業務に組み込めるツールだと思っています。
── バフェット・コード推薦メッセージをお願いします。
当社のように、競合他社の業績情報を収集して一次情報をまとめ、キーワードを用いた動向検索をしたいと考えている経営企画部門の方には非常に有用です。
また、未上場企業の豊富なデータが揃っているため、未上場企業を対象としたパートナーシップやM&Aの機会が多い企業にもおすすめできます。
最近だとAIを使った調査も可能ですが、AIは学習データの性質上、誤情報を含むことがあります。その点、バフェット・コードは信頼性の高い情報をもとに素早く調べられるため、情報の真偽を疑う必要がなく、安心して活用できる点が大きな強みだと感じています。
また、未上場企業の豊富なデータが揃っているため、未上場企業を対象としたパートナーシップやM&Aの機会が多い企業にもおすすめできます。
最近だとAIを使った調査も可能ですが、AIは学習データの性質上、誤情報を含むことがあります。その点、バフェット・コードは信頼性の高い情報をもとに素早く調べられるため、情報の真偽を疑う必要がなく、安心して活用できる点が大きな強みだと感じています。
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